2018年6月B-SPOKEで、ゼミオーダーしたP2Lの納車され、ちょうど1年が経過し輪行も含め走行距離も2000kmに達したところで、改めてブロンプトンのメリット・デメリットをまとめたいと思います。
ブロンプトンの仕様について
まず最初にこの記事は、私が所有するブロンプトンで輪行した時に気付いた事で、全てに該当する訳ではあません。
と言う事で私のブロンプトン紹介からしたいと思います。
私のブロンプトンは2018 B-SPOKEでセミオーダーしたP2Lです。
もちろんP2Lなので2速でなんですが、B-SPOKEセミオーダー時に2点変更をしました。
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- チェーンリング標準54Tを50Tへ変更
- タイヤをシュワルベ コジャックへブレードアップ
今回は以上の仕様で気付いた、メリット・デメリットを書きたいと思います。
ブロンプトンのメリット BEST5
たった2速なのに、とにかく良く走る
- 巡航速度は26キロから28キロキープ
私の輪行サイクリングは、1日100km前後を走る計画が多く、元気なうちは巡航速度26キロから28キロくらいをキープし、ケイデンスは、大よそ100rpm前後と少し余裕ある(高め)ケイデンスで走っています。
このケイデンスで走れるのは、購入時にフロントを54Tから50Tに変更した恩恵が大きく、これにより多少疲れて来てもケイデンス90rpmが保て12Tが踏めるわけなんですね、もしこれが標準の54Tだったら直ぐ疲れてしまいケイデンスを保てず16Tにするしかなく、スピードは確実に落ちてしまいます。
- 100kmのアベレージは略21キロを推移
アベレージ21キロは遅いと思う人も居ると思いますが、ロードバイクの様に速く走る事をメインとした走り方では無く、観光が目的なので現地をウロウロしていると、アベレージはアッと言う間に下がってしまうんですね。もしこのウロウロする事が無ければ、もう2,3キロは速く走れると思いますし、16インチの小径車でこのアベレージなら十分優秀ではないでしょうか。
Pハンドルはロングライド向き
見た目のインパクトが強烈で、好みの分かれるハンドルですが、実は3種類のタイプ中1番の優れものなんです。
ハンドルはS,M,Pの3タイプで、Sハンドルはハンドル位置が低くスポーツタイプと言われていますが、実はPハンドルの下ハンの方が更に低いんです。
そしてPタイプ最大の魅力は、ロードバイクのドロップハンドル同様に、上ハンと下ハンが使えロングライド向きだと言う事です。
更に、
もし速く走りたいなら、ハンドルをSタイプへ交換する事により、より低く前傾ポジションが取れますし、もうロングライドに行かないとなれば、Mタイプに交換する事により標準より若干低いポジションになり走り易くなると思います。
※ハンドルをS或いはMに交換した場合の注意点
Pタイプのステムは、1番前方へ湾曲している為、S,Mのハンドルへ交換しても全く同じには成らず、約ですがハンドル径のφ22.2mm1本分くらい遠くなります。
純正サドルは1級品
ブロンプトンカスタムで定番と言えば、サドルをブルックに交換するですが、私のお尻はブロンプトン純正サドルと非常に相性が良いみたいです。
最初のブロンプトン旅は、東京駅から三浦半島を周り茅ヶ崎までの156kmと距離があり、お尻が痛くならない様インナーパンツを履いて走りました、結果は勿論痛くならず走り切りましたが、この時はインナーパンツのお蔭だと思い込んでしました。
そして2回目の茅ヶ崎から城ケ崎海岸までの104kmと1回目よりかなり短いですが、この時もインナーパンツを履いて走り切る事が出来ました。
しかし城ケ崎海岸から自宅までは、5回の乗り継ぎで3時間も掛かり、汗を吸い込んだインナーパンツがストレスになるため駅トイレで履き替えて帰宅しましが、トイレでの着替えは意外とめんどうだし、無駄な時間なので、3回目の旅からインナーパンツを履かずに走る事にしました。
そして3回目は、東京駅から木更津駅までの105kmでしたが、お尻はすこぶる快適で全く痛くなりませんでした。
元々ロードバイクのサドルが硬いためレーパンを履くのが当たり前だったので、なんの疑問も持たずインナーパンツを履きましたが、よく考えればブロンプトンサドルはローバイクサドル(SMPダイナミック)に比べクッションがあるわけで履かなくても大丈夫だったんですね。
まぁブロンプトンに乗る人でレーパンやインナーパンツを履く人はそう居ないと思いますが、ブロンプトンサドルは1級品だと言う事でした。
とにかくコンパクト
ブロンプトンの折畳み状態はとにかくコンパクト、室内に置いても邪魔にならないし、輪行で電車のドア横に置くとピッタリと嵌ります。
積載量はトップクラス
フロントバッグとサドルバッグ更にリアキャリアにも積む事が出来るので、旅には最高の1台になりそう。
ただ走っている時はブロンプトンに装着するので、大丈夫なんですが、輪行時はブロンプトンにバッグ2個はとても持てないので、何か名案がないか現在模索中です。
ブロンプトンのデメリット BEST3
ブロンプトンは、輪行のために生まれてきた自転車ですが、これはあくまでもイギリス本国でのことで、日本ではデメリットとなる事も。
イギリスの駅構内は折り畳まず移動出来、都市部は除く電車への持込も畳まずそのまま乗車出来るそうで、いいすでね。
でもここ日本は駅構内への持込も電車への乗車も(原則)輪行袋に入れ担で移動しなければなりません。
ただ私はブロンプトンを折畳み輪行袋に入れた状態で、駅構内を転がし移動しますが駅員さんに注意された事は1度もありません。
むしろスーツケースと違いただの袋に入れるだけなので、肩に掛け移動する際誰かに当たれば怪我する可能性もある訳で、転がして移動した方がよっぽど安全だと思います。
ただこの転がすのに安定性に欠けるんですね。
折畳み移動時の安定性に欠ける
駅構内への移動で、輪行袋に入れたブロンプトンをコロコロ転がすと安定性が悪く、なかなか思う方向へコロがせません、また電車に乗車しドア横に止めても電車が急停車すると倒れる事も有り得ます。
現に私は1度倒してしまいました。でもこの時は運よく近くに誰も居なかったので大事に至らなかったのですが。
そこで対策として写真の→部のイージーホイールを延長しました、結果以前より数段良くなりましたがまだ完璧ではないので改良が必要です。
それと電車内で倒してからは、手すりに紐で固定する事にしています。
2速なので出足が遅い
2速なので仕方ない事ですが、16Tでの出だしは重くスピードが乗るまで時間が掛かります、
それでも私のブロンプトンは、フロント50Tなので標準車と比べればマシなんですけど、逆に言えばスピードが乗ってしまうと時速20キロ程度でケイデンスは100rpm位まで上がってしまいます、その点では標準車の方が良いのかも知れません。
とにかく重い
最大のデメリットは、とにかく重いこれにつきます。
ロードバイクでも輪行しますが、まぁロードバイクとブロンプトンでは4kg近く差があるので当然なんですが担いだときの重さが全然違います。
ブロンプトンを担いでの駅構内階段は本当に辛いく、今では階段を避けるため大きな駅はなるべく使わない様にしています。
まとめ
なんだかんだ言っても、ブロンプトンは輪行専用車に間違い無いので、これからもどんどん輪行で出かけたいと思っています。
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