ブロンプトンのフロントバッグを、工房BagLaboにオーダーしてからちょうど5週間が経ち、工房から完成の電話があり、休日を待って受け取りに行ったら、職人さんの拘りが至る所に追加され凄いバッグに仕上がっていた。
BagRabo itumo MiniBeroとは
Bag Labo mini beroとは、楽天市場のBag Laboバッグラボ楽天市場店で販売されているバッグです。実店舗兼工房は神奈川県相模原市に在り、自宅から近いので楽天市場で買わず、工房に出向き詳細打ち合わせをした後オーダーしました。その時の内容はこちら
こだわりのBagRabo itumo MiniBero
まずサイズですが、itumo mini beroのレギュラーサイズを基本とし、横幅はレギュラーサイズと同じ330mmに、高さは職人さんオススメのラージサイズより2mm低い315mm、マチ幅は容量UP目的でレギュラーサイズより40mm広い180mmにしました。こうする事により最大幅はハンドル幅より狭い450mmに収まり、容量はラージサイズとほぼ同等の18Lとなり、見た目コンパクトだけどタップリ入るバッグに仕上がりました。
職人の拘りその1「バッグの強度に拘る」
レギュラーサイズより40mmワイド化した、バッグの横からはこんな感じでかなりワイドです。そのためショルダー用リングを通常の位置に設置すると、安定性に欠ける事や、バッグTOPにファスナーを設置した事もあり、ファスナーの開け閉めを考慮するとセンターの方が良いとの事。またバック下に四角い縫い目が薄っすら見えると思いますが、これも私があまり硬いバッグは好きでないと話したところ、バッグの強度を保ちつつ柔らかさを出すための工夫を施したそうで、こういった所は常に向上心を持つ職人さんだから出来る技だとつくづく感心させられました。
職人の拘りその2「ファスナーTOPにも拘りの追加工」
ファスナーTOPを追加オーダーした理由は、ガンガン走った時に中身が飛び出さない様にするためですが、ここにも職人さんの拘りが沢山入ってました。もちろんファスナーは信頼のYKK。そしてファスナーの取っ手に革紐追加、ファスナーTOPの縁は革でドレスアップ&補強されてます。正直ここら辺はオーダー内容に含まれてないのですが、職人さんの好意で付けて頂きました。更に取っ手取り付け部分は、裏側から補強され、取っ手本体の裏側に高級9号帆布を使用し、革の伸びを防ぐ対策も施され、職人さんから長く使えるバッグなので、長く使って欲しいと思う気持ちが伝わるバッグに仕上がってました。
職人の拘りその3「キャリアとの一体感向上」
和田サイクルオリジナルキャリアを通すとこんな感じです。これも発注時に私の走り方(ガンガン走る)を伝えた事もあり、よりキャリアとの一体感を向上させる為、キャリアを通す革の高さを最大限長くしてくれました。更に通常より長い取っ手カバーで取っ手とキャリアを共止めする構造にし、より安定性が増す仕様に。この取っ手カバーは追加購入となりましたが、バッグのマチ幅が180mmもあるので、バッグの間口を塞ぐのに役立ちます。またこの取っ手カバーは、革の中から1番柔らかい部分を切り取り、2重構造で製作されているため、持った感触が非常にソフトで気持ち良く、丈夫に作られてます。こんな小さな物まで凄い拘りを感じられる、一品に仕上がってました。
職人の拘りその4「ショルダーリング部も補強」
ショルダーリングの止め具にも拘りが。通常のバッグは縫い合わせるのですが、私のは縫い合わせ+カシメ金具で補強、しかも鉄のカシメ金具を使用しています。
更にバッグの内側を見ると、こちらにも丸く切り取った革をカシメ金具に挟み込み補強、そしてちょっと見えづらいですが、カシメ金具の真ん中の帆布縫い合わせ部分も別生地で補強されています。これだけ強固に作られるのは、オーダーメイドならではですね。
職人の拘りその5「バッグの中にも拘り」
ファスナーTOPの裏面「濃い緑色の部分」にGORE-TEXが貼られています。これはもちろん雨対策です。そしてバッグに設置されている大きなポケット、ベルクロテープ式ですがA4ファイルが入る大きさなので、日常使いにも役立ちそうです。
A4ファイルが入るポケットの逆側は、スマホとお財布が入るポケットが設置されています。スマホ用ポケットがファスナー解放側に設置されていますが、これはユーザーからスマホを簡単に取り出せる様にしてもらいたいと云う要望からこの位置になったそうです。お財布のポケットはカシメフック式になっています。
職人の拘りその6「バッグの底にも拘り」
バッグの底板にも、GORE-TEXを使用しベルクロテープがダブルで配置され、バッグ事態にも底板がシッカリと嵌る様長手方向にフックの役目をする構造が設置されています。ダブルのベルクロテープとバッグ底のフックで底板とバッグの一体感と強度を高めた構造になっています。
まとめ
今回このバッグを購入するため2度の打ち合わせをしました。1回目はどんなバッグが作れるのか、自分の理想を伝えデザインしてもらいました。しかし持ち帰りデザイン画を見ていると、どうしても実物のイメージが沸かず、このまま冒険するのも怖いので、実物の有るバッグから出来る限り自分の理想に近づけようと、オリジナルのitumo mini beroから改良タイプとして、2回目の打ち合わせをしてオーダーしました。
最後に和田サイクルオリジナルフロントキャリアをバッグに収めるとこんな感じです。ブロンプトンを完全に輪行袋へ入れないといけない場合は、バッグに入れてしまえばOKです。
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