前々からロードバイクで登りたいと思っていた磐梯吾妻スカイライン。しかし東京(八王子)から福島県までの移動となれば、自動車であれ新幹線であれそれなりの経費となりますが、今回はGO-TOトラベルを利用する事によりほぼ半額になる新幹線で行く1泊2日のゆったり旅にしました。
福島駅西口 福島市のキャラクター「ももりん」水飲み器スタート
磐梯吾妻スカイラインへは、ももりん水飲み器が設置されてる、福島駅西口の正面から真っ直ぐ伸びた福島吾妻裏磐梯線からアプローチし30km先の浄土平ビジターセンターまで。
序盤10kmはほぼ平坦から1%程度のゆる〜い坂を走ります。
福島吾妻裏磐梯線へ入ると、早速正面に火口の見える山が見えて来ました。しかもこの日の山頂付近は真っ白で、エッなんで白いの?もしかして雪?なんて半信半疑でペダルを回し先へと進み、3kmほど走るとポツポツ雨が降って来ました。え〜雨そりゃないよ、嘘でしょうと思いたいけど空を見ると黒い雲に覆われてました。しかしここで諦めても新幹線は約10時間後なので様子を見ながら先へ進む事にします。
「10km福島」の標識から始まる本格的な登り
福島駅から走る事10km弱「10km福島」の標識がありここから本格的な登りが始まります。
2箇所の無散水消雪道路に苦しむ
12km地点に東京では見る事のない無散水消雪道路の標識が登場すると、勾配は一気に11%をキープ、しかも、この無散水消雪道路は2か所存在し、
どちらもこの区間(駅から12km〜13.5kmの地点)は勾配10~12%ほどになり、時速は一気に一桁まで落ちポツポツ降る雨の中、なんでこんな所走ってるんだ俺と自問自答しネガティブモードに入るも、勾配は気持ちとは裏腹に緩むこと無く、高湯温泉のあったか湯を過ぎるまでの4㎞弱、平均斜度9%と厳し状況が続きました。
俄然やる気の出る磐梯吾妻スカイラインの文字
ネガティブモードで走り16.4km地点まで来ると、路面に書かれた磐梯吾妻スカイラインの文字が見えた途端ここまでキターと何故かポジティブな自分。更にここから不動沢橋までの7㎞強の区間は勾配が緩み、むしろ紅葉を楽しみながらの回復ライドが始まりました。
標高1000mから本来の目的である紅葉を楽しむ
雲一つ無いこの写真を見る限り、とても雨が降った様には思えず綺麗な景色ですが、路面は間違いなくウエット。
上空は青空と黒い雲が入り乱れ、時には陽が指し、時には雨が降ったりと、とにかく気まぐれな天気
そんなこんなで23.6km地点の不動沢橋まではまったりライドが出来ました。
九十九折りはコーナーのアウトは危険インコーナーを走るべじ
不動沢橋を過ぎると急勾配と緩斜面が繰り返す、階段式の登りとなり、九十九折りカーブ部分が出現。かなり見通しの悪い急カーブなので、後方から来る車を気にしつつ勾配のあるIN側を登ります。カーブ区間のIN側は瞬間で15%〜16%に達する箇所もあり、急斜面カーブと緩斜面の直線で構成された、6つのカーブを繰り返しながら標高1400mまで上げていきます。
正面に絶景が見えて来るも強風で断念
九十九折りの激坂を登りきり火山ガス発生区間手前まで来た所で正面を見ると山は雪化粧してました。やっぱり降ったんですね。それでも行ける所まで行こうと先へ進むと火山性ガス発生の恐れありここから800mの区間は停車しないでの看板があり、素直に先へ進むと突然走っていられないほどの強風でストップ。すると強風に飛ばされた雪が顔面に当たり痛く、体感温度は氷点下に達した様に感じた。それでも標高1500m地点は目前だからと押し歩きも考えたけど、この強風と寒さでは動く事も出来ずしばらく立ち往生し、考えた結果ここで諦める事にしました。
せめてここまで来た証に写真を撮ろうと思ったら何故がiphoneの電源が切れてしまい撮ることが出来なかった。その時は何故iphoneの電源が切れたのか解らずにいたが高湯温泉共同浴場あったか湯まで降りて来てもう一度電源を入れたら普通に起動した。多分だけど強風に耐えながら写真を撮ろうとした時iphoneを強く握りしめ、いつの間にか電源を切ってしまったのだろうと思われるが、そんな事も気付かない状況下に置かれてたと言うことになる。
まとめ
スタート直後からポツポツと降ってきた雨、その後も降ったり止んだりを繰り返し、どうにか火山ガス活性区間までは来れたが、そのから先は強風と強風に飛ばされた雪とで、とても走れる状況ではなく諦めるしかなく残念な結果となってしまった。福島駅まで戻りラーメン屋さんで風が強く登れなかったと言ったら、風強いからねと言われた。
教訓 磐梯吾妻スカイラインヒルクライムは晴天に行くべし
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