ある日、琵琶湖1周いわゆる「ビワイチ」に行ってみたいと思った。でもさすがに東京(八王子)から琵琶湖までは遠く、旅費もそれなり掛かるので色々調べたら、青春18きっぷを屈指し夜行列車「ムーンライトながら」で行くのが1番経済的と考えたが、思わぬ落とし穴があった。
琵琶湖まで1番安く行ける方法を調べてみた。
東京(八王子駅)から琵琶湖(米原駅)までの交通手段として、上げられるのは以下の4ルート。
乗り物 | 八王子出発 | 米原到着 | 料金 | 所要時間 | 乗り換え |
新幹線 | 5:14 | 8:00 | 12,840 | 2時間46分 | 2回 |
在来線(東海道線) | 5:14 | 13:17 | 7,150 | 8時間3分 | 6回 |
在来線(中央線)高尾発 | 5:14 | 13:17 | 7,150 | 8時間3分 | 6回 |
夜行バス(アミー号) | 00:25 | 06:00 | 7,320(自転車込) | 約9時間 | 2回 |
上から順番に
新幹線なら3時間足らずで米原駅に着くので、ビワイチでも1泊2日で行けますが往復25,680円は高く断念。
在来線(東海道線)は、混雑するし、これまでのブロンプトン旅で利用していて、面白みが無いので却下。
在来線(中央線)高尾発は、始発だし乗客も少なく、塩尻から先は未経験なので、景色を見ながら行ける。
夜行バス(アミー号)は、八王子から新宿までと名古屋のバスターミナルから名古屋駅までの移動を考えるとあまり得策ではないと判断。
ここまで調べた結果中央線経由がベストと思っていたら夜行列車「ムーンライトながら」の事を知ったので更に調べる事に。
青春18きっぷは買ったが「ムーンライトながら」は断念
当初の計画では、3月後半に行く計画だったので、ちょうど「ムーンライトながら」の運転日と重なり、これはと思い調べると、「ムーンライトながら」は、乗車券の他に座席指定券530円が必要で、この座席指定券購入が非常に困難な事を知りました。簡単に言うと「乗車日の1ヶ月前、早朝10時に販売される乗車券を全国の電車愛好家達が我先と争い手に入れるきっぷ」で、往復の座席指定券を購入するには、2度の半休を取るしかなく諦める事にしました。
「ムーンライトながら」2020年春の運転日
東京発 3/20-28 9日間 東京23:10→大垣05:45
大垣発 3/21-29 9日間 大垣22:48→東京05:05
青春18きっぷとは
青春18きっぷは、JRで春季/夏季/冬季の3シーズンで販売し、料金は大人/子供同額の1万2050円です。1枚のきっぷで1人5回まで利用可能。乗車日当日は乗り降り自由で、1人で5日間利用するか、グループ同一行程での利用が可能。例えば、5人が同一行程で1日利用できるほか、3人が同一行程で1日利用して3回分使い、残り2回分を2人で同一行程で利用することなどもできる優れもの。要するに青春18きっぷ1枚1万2050円で、一人なら1日乗り放題が5回出来てしまうきっぷのこと。
結局今回はこれを使い中央線塩尻経由で行く事に決定しました。
青春18きっぷは、5回利用出来て12,050円なので、1回平均した場合は2,410円、要するに往復4,820円で行けます。
因みにきっぷ販売期間と利用期間は下記の通り
春季
販売期間:2020年2月20日~2020年3月31日
利用期間:2020年3月1日~2020年4月10日
夏季
販売期間:2020年7月1日~2020年8月31日
利用期間:2020年7月20日~2020年9月10日
冬季
販売期間:2020年12月1日~2020年12月31日
利用期間:2020年12月10日~2021年1月10日
高尾から塩尻経由で米原まで8時間の旅
3月6日真っ暗な空冷え切った空気の中、高尾駅5:14発の大月行きへ乗り込むと、乗客はまばらどころか3人ほどでした。手すりに輪行袋を固定し出発です。
乗車スケジュールは、こんな感じです。
6回の乗り換え大垣で22分の待ち時間がありましたが、その他は待ちも少なく8時間以上の長旅でも、中央西線のシートは快適だし、思いの外退屈もせず到着しました。
米原駅に到着 いよいよビワイチ
13:17米原駅へ無事到着しましたが、思いの他寒くビックリです。風も強い中駅前で自転車を組み立て、ビワイチ出発の準備も完了です。
まとめ
青春18きっぷの1/5枚利用とした場合、ここ米原駅まで片道2,410円で来た計算になります。帰りも青春18きっぷを利用するので往復4,820円ですが、もし通常料金で来た場合は7,150X2=14,300円(往復)にもなり、この時点で青春18きっぷの12,050円を超える計算になります。そう既に2,000円以上得した計算です。
ビワイチへつづく
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