ブロンプトンのサドルを[BROOKS]ブルックス B17インペリアル にした話。

brooks ブロンプトンカスタム

ブロンプトンのノーマルサドルは、1日150キロを超えるサイクリングでも、お尻へのダメージや尿道の圧迫などとは無縁で、全く不満の無い良く出来たサドルですが、乗り続け3年半が経過し、更に極上の乗り心地を求め、ブロンプトンカスタムの定番であるBROOKSの皮サドルに交換してみました。

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[BROOKS]ブルックス B17インペリアル

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【B17 IMPERIAL】ブルックス B17インペリアルは、B17をベースとし、座面に大きく穴が開いているモデルです。
人間工学に基づいた股間の圧迫を軽減するための加工ですが、ブルックスでは1890年代に穴あきサドルを開発した復刻版だそうですが、私はロードバイクにSMPダイナミックを付けている事からサドルは穴あきの方が好みなのでインペリアルにしました。
また革サドルは馴染むまで座面が硬いので、余計に穴あき加工の必要性を感じたのも購入に至る要因になりました。

ブルックス B17インペリアルとノーマルサドル比較

B17インペリアル重量は、商品説明にある520gと誤差の範囲内と言える522.5gでした。サドルの革は5mmほどありピーンと張られ非常に硬く、ちょっと押したくらいでは全くへこみません。この事から馴染むまでは相当の時間を要すると察っしました。

一方ブロンプトンの標準サドルは、重量が386g、座面幅150㎜と座面幅はブルックスより狭いですが、クッション性が高いのとSelle SMPサドルに近い形状から尿道への圧迫も無く快適サドルです。ただ見た目はブルックス革サドルの圧勝です。

重ねてみるとブルックスの方が高い気がします。実際ブロンプトンに付けても、そう感じたので間違い無いと思います。でも馴染んで来たらほぼ同等になるかも。

幅は一目瞭然、明らかにブルックス B17の方が広いです。

フレームにはMADE IN EIGLANDの刻印がされています。

ブルックスレザー(本革)サドルの慣らし

ブルックスサドルは、ハンモック構造でお尻が痛くならないと言うのは、慣らしが終わったらの話で、新品ではとても硬く10kmも乗っていられにほど硬いです。
そこで“慣らし”が必要となりBROOKSメンテナンスキットの出番です。

缶を開けるとオブラートの様な薄いシートが1番上に乗ってました。私はこのシートを取るだけで良いのかと思い、付属の布にオイルつけようしたら、とても硬くオイルが布につきません。そこで押し付ける様にしたら厚さ2mmはあろうかと思う樹脂製蓋が動きました。なんと2重構造で保護されます。

サドル裏にオイルを塗る


説明書によるとサドル裏側にオイルを塗ると書いてあります。ただnetでは雨でも乗るなら塗った方が良いと言う情報もありますが、私は説明書通り裏側にも塗りました。
説明書通り薄く塗ってみると、塗られた所と塗られていない所で色味が違うので綺麗に塗るのは容易です。

サドル表側にも塗る


説明書によるとサドル表面に少量のオイルを磨くように塗りこむ。 その後、12時間程度そのままにしておき、革全体にオイルを浸透させ、余分なオイルを拭き取る。→サドルがおしりの形に馴染むまでの慣らし期間は、この作業を比較的頻繁に行ってください。
となるが比較的頻繁にと書かれているだけで微妙な表現です。
慣らしが終わった後のケアは3~6ヶ月毎で構いません。と書くなら馴染むまでも具体的に書いて欲しいところですが不都合があるのでしょうか。

まとめ


旅サドルとして有名なブルックス革サドル。とにかく乗り心地が良いと評判ではある物の最初から良い訳では無い。最初はとても硬く、走り出した瞬間は、まるで板の上に座っているよう。片道11kmの通勤で馴染ませる気でいるが、最初の3日間はただただ痛いだけ、正直乗り心地もへったくれもない。馴染むまで長い時間が掛かると容易に想像がつく。

追記 : 走行距離140kmでやや変化あり、段差での底つき感が軽減されています。でもまだ先は長そう。

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