楕円チェーンリングと言えば、ROTORやRIDEAが有名で前々から気になっていたある日、日頃からお世話になっている自転車屋さんでバロックギヤ良いですよと勧められてから2年。suginoからCYCLOID SHC(CY4-SHC)と云うお買い得な非真円チェーンリングが発売されたので買ってしまいました。
sugino CYCLOID SHC(CY4-SHC)とは
SUGINOから発売された非真円チェーンリング「CYCLOID SHC」
デュラエースのFC-R9100/9000、アルテグラのFC-R8000/6800、105のFC-R7000/5800に対応。32Tと34Tでそれぞれダークグレーとレッドの2色展開。
よく見ると歯先がやや深めで位置により向きの違う複雑な形状をしています。これは踏力のピークポイントに合わせてチェーンが歯先に移動することで疑似的にチェーンリングの直径をコントロールするオートフォーカス機能と云う物。このオートフォーカス機能でソフトな踏み心地と効率的なペダリングが可能となり、従来の楕円とは異なる機能を持った全く新しいチェーンリングだそうです。
あまり難しい事は分からないので詳細はこちらで。
sugino 「オーバルを凌駕する究極の高機能チェーンリング
CYCLOID SHCにはスーパースモールサイズの32Tがラインナップ
商品のSHCは、Super Hill Climb(スーパーヒルクライム)の略で、シマノにはないスーパースモールサイズの32Tがラインナップされ、50Tx32Tと云うかつてないチェーンリングの組み合わせが完成する訳です。写真はアルテグラ6800のインナーチェーンリング34TにSHCの32Tを重ねた物ですが、縦方向がかなり小さくなっています。そこで気になるのが変速機のキャパシティーですが、シマノはMAX16Tまでなので、32Tだと18Tになるため許容範囲を超えてしまいますが、非真円形状により変速時に34T相当となるため変速性能が低下する事は無いそすです。さすがsuginoさんですね。
気になる重量は?
正直なところ、私はあまり気にしていないのですが、ロードバイク乗りは、けっこう気にするので測定したところ、左がsugino SHCで26.4g、右がアルテグラ6800で32.9gなので-6.5gの軽量化なので、どうでもいい結果でした。
早速チェーンリングの交換をしてみた。
取り付けは超簡単。写真の様にSHCチェーンリングの凸部をクランクと同じ位置に合わせて、トルクスレンチ:サイズ30Tを使用し、締め付けトルク6.9Nmで締めるだけ。勿論トルクスネジにはデュラエースのグリスを使用し付けました。
トルクスレンチを使用し6.9Nmで締め込む
チェーンリングの交換には、トルクスレンチが必要ですが、詳細は後日にします。
少しだけ走ってみたら
チェーンリング交換後、Fディレーラーの調整はしていません。ただ気ついたのは、インナー、トップにするとチェーンがたるみディレーラーと干渉してしまいます。勿論そんな使い方はしないので問題無い無しですね。しかしどうしても気になるので、少しだけ家の前を走ってみたら、あら不思議力の入れ方でオートフォーカス機能がしっかり効いているのか、チェーンが張られディレーラーとの干渉が回避されました。変速性能はノーマルチェーンリングと殆ど変わらずスムースで、ペダリングのフィーリングは、上死点でほんの少しだけ抜ける様な感覚になりますが、これは家の前(平地)での感覚なので、あまりあてにはなりませんね。後日登りで実証してみたいと思います。
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