ブロンプトンのバッグと言えば、ブロンプトン専用のフロントキャリアシステムと組み合わせるバッグが沢山あり、その中から自分の使用用途に合わせたバッグを車体に取り付けることができます。そんな便利なシステムキャリアですが実際輪行で使ってみると不満も出てきます…..
キャラダイスバッグに不満を感じオーダーメイドバッグを注文
ブロンプトン旅を始めるためキャラダイスの25Lフロントバッグを購入しました。購入理由は25Lの大容量とデザインからですが、実際に日帰りから一泊二日の旅を数回した結果、デメリットが気になりました。
具体的に感じた6つのデメリットとは
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- 25Lバッグは一泊二日でも大きい
自転車旅は極力少ない荷物で走りたいので、必要最小限にすると25Lバッグは要らない事に気つく。 - 重いブロンプトにバッグの+2kgは辛い
ブロンプトンのシステムキャリアフレームとバッグだでかるく2kgを超えるため輪行が辛い。 - ポケットからボトルが飛び出る
ボトルを入れるポケットがベルト式のため、しっかりベルトを締めないと段差超えの時ボトルが飛び出てしまい2度もボトルを失くしてしまった。 - フラップが邪魔でバッグの開け閉めが面倒
乗車したままは勿論の事、サドルから降りてもフラップのバックルまでが遠く開け閉めが出来ない。 - 押し歩き時の不安定
私は輪行移動時に、システムキャリアの取っ手を持ち押し歩きをするですが、その時取っ手位置が高いのとバッグが大きいのとでバランスが崩れ、何度もブロンプトンを倒しそうになりました。 - システムキャリアフレーム
システムキャリアフレーム使用バッグは、ショルダーを肩に掛け重いブロンプトンを持って、階段を上り下りする時、体に当たる金属の硬さに不快感がある。
- 25Lバッグは一泊二日でも大きい
以上の理由からシステムキャリアを使わず、和田サイクルオリジナルキャリアを使用し、6つのデメリット対策が出来るオーダーメイドバッグを購入する事にしました。
工房 BagLabo とは
今回注文したバッグは、BagLaboという工房で製作されるハンドメイドオーダーバッグです。
この工房は神奈川県相模原市に在り、幸い自宅からブロンプトンでも40分ほどで行けるので、事前に電話を入れ訪問しました。
工房BagLaboは、一般家庭の2階の2部屋を工房とし、最初に案内された部屋にはバッグが所狭しと陳列されました。陳列されたバッグは帆布を基本とした物で、その内容はカメラ用からツーリング用、お買い物用まで様々な形をしてます。また輪行袋やフレームカバーなどブロンプトンにまつわる物が並んでます。またこれらのバッグには、職人自から経験して得た様々なアイディアや、過去にオーダーされた方からの要望が組み込まれ、職人の向上心と飽くなき追求が感じ取れました。
また隣の部屋には、これまた職人のこだわりで、軽自動車が1台買えるほどの高価なミシンから、半世紀も前のミシンや、同業者からも羨ましいがられる超貴重なミシンまで、職人のこだわりミシンが所狭しと並んでました。そしてこうした高性能なミシンを屈指し製作されるのがBagLaboのハンドメイドバッグとなる訳ですね。
BagLabo
会社概要
バッグサイエンスラボラトリー株式会社
〒252-0101 神奈川県相模原市緑区町屋4-13-22
TEL:042-814-1480 FAX:042-782-0125
工房BagLaboで仕様を決めるも・・・
まずこちらのBagLaboバッグラボ楽天市場店で購入できるバッグであれば、工房まで行く事もありませんが、もしこだわりのバッグが欲しければ是非工房まで伺い、自分のこだわりや使用用途を伝え相談する事をお勧めします。
私はキャラダイスバッグのデメリットを対策する目的で、ハンドメイドオーダーバッグを作るため工房まで足を運び、職人さんへ私の希望する内容を説明すると共に、工房のアイディア溢れるバッグを参考に具体化する事にしました。
仕様内容(上のデザイン画)
- メイン生地:4号帆布ライトブラウン
工房で使用する4号帆布は、日本メーカーの国産品で職人こだわりの帆布す。 - ハンドル:コゲ茶色
ハンドルは軽量化のためナイロンにしました。 - サイズ:横360mmx高さ300mmマチ200mm
横幅が広いと輪行時に多過ぎて不便なので360mmに抑え、その代わりにマチを200mmとし容量を増やしました。 - 容量:21.6L
キャラダイスバッグの25Lより約3.4L小さいですが25Lは必要ないので丁度良いと思われる - 開口部:ドローコード仕様
ドローコードにした理由は、基本トートバッグなので開口部がオープンなので物が飛び出ない様にする対策と容量UPが目的です。 - 開口部TOP:長さアジャスタ式ドイツホック (センターベルト全面ポケット:ファスナー)
マチ幅が200mmと通常よりかなりワイド仕様なため、開口部が大きく開くのを防ぐ仕様にしました。 - 外ポケット(ファスナー開口部220mm)
外ポケットは比較的すぐに使う物を、簡単に出し入れ出来る様に設置しました。 - 和田サイクルオリジナルキャリア嵌め合い部:ジャストフィット
itumoバッグはキャリーケースと和田サイクルオリジナルキャリア両方に使える仕様ですが
私はブロンプトンにしか使わないのでジャストフィット仕様にしました。 - 和田サイクルオリジナルキャリア底止めベルト
和田サイクルオリジナルキャリアにマチ幅200mmのバッグを付けた場合、バッグの底面はキャリアから約半分程度前方へ出てしまうので跳ね上がり防止の為底止めベルトを付ける事にしました。
以上で約2時間掛けて考えた仕様ですが、この日はここまで一旦帰りよく考える事にしまた。
翌週にもう一度工房へ行き仕様変更
帰宅してあら工房で決めた仕様が本当に良いのか、あれこれ悩んでいるとトートバッグには、黄金比と白銀比がある事をしりました。簡単に言うと黄金比や白銀比はバッグが美しく見える形の事で、改めて職人さんが描いてくれたデザインを見るとスクエア形状で描かれている為、今一つ形状が見えて来ませんでした。もちろん開口部を閉じればトートバッグらしい台形になるのですが、開口部の最大横幅は、マチ幅200mm+横幅360mm=560mmとなり、かなり大きなバッグになってしまい理想形にならない事に気付きました。

BagLabo_itumominibero
こうなるとあまり冒険せず、現物が見れる基本形であるitumoMiniBeroからの改良版にする方が無難と判断し、再度工房まで伺いitumoMiniBeroを基本とし、幅をレギュラーサイズと同じ330mm、高さはラージサイズより5mm高い315mm、マチ幅は容量UP目的でレギュラーサイズより40mm広い180mmにしました。これにより開口部の最大横幅が42mmに抑えられ、見た目はコンパクトでも容量はラージサイズと同等の18.4Lとなり、見た目は左のレギュラーサイズで容量は右のラージサイズというイメージです。
そしてマチ幅を180mmとした事で開口部のマチ幅方向がかなり広くなる為、開口部TOPにファスナーを付け、中身が飛び出ない仕様にしました。もちろんファスナー仕様にするとUPチャージになりますが、この場合本来付いているダッフルが必要ない為、差し引きする事で2000円程度のUPチャージで済みます。
問題は納期ですが、現在非常に忙しいらしく完成までに4週間から5週間かかるそうで、完成は2月末頃を予定しています。
こんな人におすすめ!
自分好みのデザインやサイズのバッグを作りたい
人と違うバッグが欲しい
使い勝手の良いバッグが欲しい
壊れても修理出来るバッグが欲しい
お値段が多少高くてもオーダーメイドバッグだからと納得出来る
納期が長くても待てる
私のバッグ完成まで4週間から5週間と長いですが、オーダーメイドなので仕方ありませんね、
気長に待つ事にします。
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