ロードバイクで行く日本最長ヒルクライム

ロードバイク

日本のヒルクライムレースで距離が長いコースと言えば、Mt富士ヒルクライム「距離25km 標高差1,270m」や、ツール・ド・八ヶ岳「距離25km、標高差約1300m」などですが、最も長く標高差のある日本一のコースが大弛峠です。

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大弛峠について

 

車で行ける国道で一番高い峠第一位は長野県の渋峠で標高2172m、第二位はツール・ド・八ヶ岳のコースでもある、長野県の麦草峠で2120mです。
しかしこれは国道と言う制限があるからで、制限を無くすと山梨県山梨市牧丘町室伏からクリスタルラインと林道川上牧丘線を走り長野県南佐久郡川上村大字川端下までの大弛峠(おおだるみとうげ)標高2,365mになります。

データ
距離:29.2km
最大標高差:1831m
平均斜度:6.2%

アクセス

スタート: 花かげの郷まきおか
ゴール :大弛峠駐車場

車でのアクセス
東京方面から
中央自動車道「八王子」IC~中央自動車道「勝沼」ICから30分

名古屋方面から
東名高速「名古屋」IC~中央自動車道「小牧」JCT~中央自動車道「勝沼」ICから30分

電車でのアクセス
JR中央本線「塩山」駅から自走約1時間

巨木 姥の栃(きょぼく うばのとち)

花かげの郷まきおかからクリスタルラインに入ると、いきなり10%前後の勾配ですが序盤なので軽めのギアでスタートしましょう。またこの辺りは標高500mくらいで夏場は非常に暑いので注意が必要です。

ぶどう畑を過ぎ中盤に入ると景色は一遍し綺麗な沢が流れていたり遠くには五丈岩が見えて来ます。
終盤は道路脇の表示に頂上までの距離が出ているので、いよいよ峠だという気にされられます。

上の写真は乙女湖の手前2km道路右側に立つ、山梨でも有数のトチノキの巨木・姥の栃です。
自転車と比較しでも物凄く太いです。

乙女湖(琴川ダム)

このコースで唯一の下りが、乙女湖(琴川ダム)手前の300m~400mですが、ここを過ぎると最大勾配15%急坂が始まりますので、展望台からダムを眺め休憩し、体力を回復させてのスタートもありです。
最大勾配15%を走り抜き暫くすると林道川上牧丘線のゲートです。
このゲートから先が5月31日まで冬季閉鎖なのでゴールデンウィークに行かない様注意しましょう。

大弛峠ゴール

森の中のつづら折れのあと、残り12km~8kmは略フラットな道が続き、その後綺麗な道になり、ゴール(大弛峠ピーク)が近くなると、金峰山や国師ヶ岳などへ登る登山者の車が路駐され、もう直ぐだと実感します。
峠に着くと綺麗に整備された駐車場とトイレがあり、その奥右側に大弛小屋があります。
尚トップの写真は3年前登山で行った時の写真で、現在は上の写真の様に看板が小さくなっています。

夢の庭園から

せっかく2365mも登って来たのだから絶景を見ましょう。
大弛小屋の脇から、岩場と木製階段を歩く事約350mで夢の庭園へ行けます。
私は普段からSPDシューズなので、ゆっくり登ればそんなに怖くありませんが、SPD-LSシューズで行く場合は必ずクリートカバーの装着をおすすめします。
この写真は10月初旬なので紅葉には少し早く緑が多く残念ですが、もう2週間もすれば綺麗な紅葉が見れたはずです。

大弛峠ヒルクライムの注意点

  1. オフシーズンに注意です。
    林道川上牧丘線は12月1日から翌年5月31日まで冬季通行止めです。また12月1日前でも雪が降れば通行止めです。
  2. ドリングは2ボトルで。
    30kmもの長丁場ですが、コンビニはもちろん自販機すらありません。また飲み物のほか、食べ物の準備も必需です。
  3. 下山の防寒対策。
    標高2365mから1800m以上を一気に下るため、体を冷やさないようにウィンドブレーカーはもちろんのこと、アームカバーや、レッグウォーマーなどの準備が必要です。

まとめ

行くなら紅葉のピークに合わせること、大体10月中旬から11月初旬です。
登りでタイムアタックして下山は紅葉を見ながらのんびり下る。
私は登りも下りものんびり紅葉ヒルクライムです。

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