ロードバイク ポジション本当に合ってます?

ロードバイク

こんな人見たことありませんか?
前方を走るロードバイク乗りさん「お尻が少し左右に動いてない?
こんな人はサドルが適正値より高くペダルまでが遠くなりしっかり踏めてないので注意が必要。
何故なら脚を無理に伸ばしているため、膝裏の膕←(ひかがみ)が痛くなる原因になり、
身体へ悪影響を与えてしまいます。

本記事は如何にポジションが重要なのかを、わたしのオーダーフレームロードバイク
(seven cycles「Axiom」)から掘り下げてみたいと思います。

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適正ポジションのメリット3つ

下ハンで、ず~と走れる
以前は下ハンなんて飛ばす時だけ使用するものなんて思ってましたが、長距離を走るには空気抵抗を減らす必要があり下ハン走行は最適ポジションなんです。事実2~3キロはスピードUPします。

身体の痛みが軽減される
わたしは所謂50肩(鍵盤炎が完治していない)でして、肩が痛かったり手が痺れたりしてましたが、今はあまり気にならなくなりました。

疲労が軽減される
楽に早く目的地に着けるため時間に余裕が出来、翌日の疲労が減る。

seven cycles オーダーから学ぶ適正ポジション

seven cyclesとはアメリカボストンのハンドクラフトバイクメーカーであり、チタンフレームからクロモリフレームまで年間2000本ものオーダーフレームを制作しています。
そんなメーカーにオーダーしたわたしが学んだジオメトリーからポジションまでをつづります。

seven cyclesオーダーはオーダーシートから始まります。
オーダーシートの記載項目を埋める事によって、適正ジオメトリーを導き、
オーナーに最適なフレームを作る事が出来るのです。
今回はポジション出しに最も重要な下記3項目に絞り進めて行きたいと思います。

ポジション出しに重要な3大要素

  • 身体測定をする
  • 身体能力や状態を知る
  • 自転車の使用用途を考える

seven cycles オーダーシートチェック項目①身体測定

seven cyclesの測定方法は一般に知られているのと少し違います。

  1. 身長:素足にて足の間を18cmほどあけて測定
  2. 体の長さ:①と同じ状態で胸骨の1番上まで測定
  3. 股下:3.5cm厚の本をサドルに乗るように挟み込み測定
  4. 腕:鉛筆を握り肘を直角ににし、手の平が正面を向くように地面と水平にして鉛筆と胸郭の距離を測定
  5. 膝下:着座した状態で両膝皿上部から地面まで測定
  6. 前腕:鉛筆を握り肘を90度に曲げ肘後ろから鉛筆までの距離を測定
  7. 肩幅:肩の外側からもう一方の外側までを測定
  8. 足:サイクリングシューズのサイズ

seven cycles オーダーシートチェック項目②身体能力や状態10段階評価

一般のサイクルショップではここまでの情報は聞かれません。

  1. 体の柔軟性
  2. 腰痛の有無
  3. 背中上部の痛み、または肩甲骨の痛み
  4. 首の痛み
  5. 手のしびれ

上記のような身体状態により適正ポジションは異なります。

seven cycles オーダーシートチェック項目③自転車の使用用途と乗車時間

これも一般のサイクルショップではここまでの情報は聞かれません。

  1. 楽しむため
  2. ロードトレーニング
  3. クラブライド
  4. ステージレース
  5. ロードレース
  6. クリテリウム
  7. タイウトライアル
  8. トライアスロン
  9. センチュリーグラベル
  10. ツーリング
  11. 通勤/街乗り

上記項目はポジションより、ジオメトリー側要素方が大きいですが無関係ではないと思います。

適正ポジションは3大要素から導き出される

適正ポジションを見出すには身体測定結果だけでは不十分。
「乗り手の身体能力や状況、乗る時間や用途まで総合的な判断結果に基づき、初めて導かれるものである。」
それがseven cyclesの考え方であり、共感出来る部分でもあります。

実際のバイクスペックとジオメトリーから適正ポジションへ

下記シートはseven cyclesから提案されたスペックです。

ここで重要なのは赤枠の現在バイクから変わる値
(現在のバイクとはseven購入前に乗っていたTIMEバイクのこと)

  • サドル高さ推奨値⇒サドルが0.6cm高くなる
  • サドルトップからハンドルバークランプセンターの高さ⇒ハンドルが3.6cm高くなる
  • サドル後端からハンドルバークランプまでの長さ⇒ハンドルまで0.6cm遠くなる
    の3つです。

要するにTIMEバイクよりハンドルバーを3.6cm上げる事になります。

ここがポイント

わたしのseven ロードバイクはサドルとハンドルの落差がたった2.4cmしかありません。
厳密に言うとハンドルTOPからだと僅か1.数cmです。
これが現実でしょう。

ポジション確認キーワード

  • 下ハンで長い時間走れない
  • 手がしびれる
  • 肩が痛くなる
  • 首が痛くなる
  • 膝裏が痛くなる
  • お尻が左右に動く

上記で1点でも当てはまれば、ポジションの見直しをしてみたらどうでしょう。

まとめ

日本人は欧米人比べ、一般的に手足が短いということを認識しなければなりません。
確かにハンドルを下げるとカッコ良いですが、「身体に優しい適正かつ最適なポジション」を見出すと、より遠くへより楽しいロードバイクライフを送る事ができます。

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