佐渡島一周二日目の朝は、昨日とうって変わり青空、佐渡一周も残すところ100km弱なので、慌てる必要も無いのですが、一つだけなるべく早い時間帯に行きたいところがあり、8時前に出発しました。
二日日の観光スポットについて
佐渡金山 展示資料館
佐渡金山は、1601年に山師3人により開山されたと伝えら00年もの歴史がるそうです。
その歴史は1603年徳川幕府直轄の天領として佐渡奉行所が置かれ、小判の製造も行われ江戸幕府の財政を支えました。
1869(明治2)年に西洋人技術者を招いて機械化・近代化が図られ、1889(明治22)年には、宮内省御料局管轄の皇室財産となり、模範鉱山として日本産業の近代化に貢献しました。
その後1896(明治29)年に当時の三菱合資会社に払い下げられ、日本最大の金銀山として拡大発展を遂げ、平成元年3月(1989年)、資源枯渇のため操業を休止し、400年近くに及ぶ長い歴史の幕を閉じました。
今日から年号が平成から令和に変わりましたが、30年前まで金銀が取れたんですね。
佐渡金山詳細はこちら史跡 佐渡金山
金塊つかみ取りチャレンジとは
金塊つかみ取りチャレンジは、宗太夫坑の出口の先にある資料館の一画に在ります。
“金の延べ棒” の入ったアクリル箱には、直径10cmにも満たない 小さな丸い穴の空いていて、そこから 純金で出来た延べ棒を30秒以内に取り出すと、シリアルナンバー入り金箔カードがもらえるいうチャレンジです。
チャレンジ方法と結末
チャレンジはアクリル箱の左隅に置いてあるデジタル式タイマー(30秒)を押してスタート。
30秒間で取り出すのですが、簡単そうで意外と難しい。
私は、You Tubeを見て取出し方を覚えチャレンジしましたが、約12kgの延べ棒を手前に移動するだけでも大変、なんとか穴の手前まで移動したらタイムアウトとなってしまいました。
まったく取り出せる気もしませんでしたが、平日の早朝と言う事も有り、館内は私と老夫婦だけだったので、再チャレンジしました。
今度はそうそうに延べ棒を手前まで移動し、持ち上げようとしましたが、やはり約12kgの延べ棒は重く持ち上がりませんでした。
とは言え、平成13年のチャレンジ開始から 取り出しに成功した人は、約16年の間に2386人と少なく、取れなくて当たり前と、心に言い聞かせ去りました。
東洋一の浮遊選鉱場 北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)
北沢浮遊選鉱場跡は、佐渡金山 展示資料館へと向かう途中の曲がり角に在ります。
そもそも浮遊選鉱場とは、なんなのか。
それは、選鉱法の一つで粉状鉱物を水に懸濁させて気泡を導入し、鉱物表面の物理化学的性質、特に疎水性の差を利用して、異種鉱物を分離するもの。
もともとは銅の製造過程で行われていた技術であった浮遊選鉱法を金銀の採取に応用し、日本で初めて実用化に成功したものです。とありますが難しくて私は理解できません。
戦時下の大増産計画によって大規模な設備投資がされ、1ヶ月で50,000トン以上の鉱石を処理できることから「東洋一」とうたわれたそうです。
その他ここには、不思議な形をしたキューポラ跡やシックナー跡が在り、別世界に来たような不思議な場所でした。
後で知ったのですが4月はライトアップされるそうです、ただでさえ不思議な建物なのに、ライトアップされたら別世界に行けちゃいそうです。
北沢浮遊選鉱場ライトアップのご案内はこちら北沢浮遊選鉱場ライトアップ
佐渡弥彦米山国定公園 大野亀
大野亀は、Z坂から約9km先の少し高台に位置し、かなり手前から見えて来ます、近くまで来ると大野亀の岩肌を正面し左下は日本海そして前には絵のような道路が見え、少しの登り坂を踏ん張りながらも、来た甲斐があるな~思わせられる景色です。
大野亀の入口に着くと、観光客は車2台だけ、その内1台は、私と入れ違いだったので、車1台と私だけでした。
自転車を止め海岸へと歩き出す頃は私一人きり、大野亀の独り占めです。
ただ残念なのは、鳥居の先が通行止めになっていた事ですが、実は私、数日前玄関ポーチを踏み外し、くるぶしを強打、現在もデコボコ道を歩き足首が捻られると痛むので、登らなくていい口実が出来ラッキーでした。
「海府桜」(愛称さっちゃん)
「海府桜」(愛称さっちゃん)平成12年11月に命名は旧.佐渡市内海府小学校校内グランドに咲いています。
樹種:ソメイヨシノ
樹齢:不明
幹周り:3.7m
樹高:9.5m
枝張り:東西15.6m、南北14.7m
東西南北に大きく張り出した(さっちゃん)桜は、多くの柱に支えられながら花を咲かせてましたが、少し来たのが遅かった様で、花の数が少なく感じました。
佐渡市指定文化財 北小浦の与六郎桜
北小浦の与六郎桜は、さっちゃん桜から6kmほど両津港方面へ進み、山方面へ登る道のヘアピンカーブに咲いています。市の指定文化財として大事にされている桜ですが、見れば当然だなと思わせられるとても大きな桜です。ヘアピンカーブの壁にそびえ立っているので、余計大きく感じますが、私の自転車と比較してみれば、その大きさを理解して頂けると思います。
与六郎桜は、山の中腹に咲いているので、さっちゃん桜より花も多くまだまだ見ごろと言える状態でした。
まとめ
佐渡を一周して思った事
- けっこう坂が多い(佐渡一周を甘く見てはいけない)
佐渡島一周は、普通に周れば210kmですが、佐渡金山と桜観光目的で走ったので、総走行距離は233kmになり、総上昇量は、なんと2524m、これってちょっとした山岳コース並みの上昇量です。宿を予約する時自転車で行きますと伝えたら(宿主さんが、以前自転車で来られた方が、自力で宿まで来れなくなり迎えに行った事がありますから、もしその様な事になりましたら連絡頂ければお迎えに行きます)言っていたのを思い出します。 - ランチ探しに苦労する
佐渡一周道路は、飲食店が少なく港や観光地以外にほど在りません。もし私と同じ反時計回りで、行く計画を立てるなら、小木港で食事を取る事をおすすめします。 - 見どころは沢山ある
今回は観光名所を絞って行きましたが、実際には途中にもいくつか寄りました。また佐渡金山付近にはまだまだ観光名所があります。佐渡を1回の旅行で行くのなら最低でも2泊3日は必要です。 - 昭和中期な街並み
佐渡一周道路沿いは昭和中期の雰囲気満載、昭和中期とは、私が生まれ育った30年代に建てられたと思われる木造一階建の家屋が多く見られ懐かしさを感じながら走れる道でした。 - ライトアップで夜も楽しめる
初日に行った、法乗坊の種蒔き桜と北沢浮遊選鉱場跡は、期間限定でライトアップされるそうです、自転車だと街灯も無い夜道をライトアップのため走るのは、少し危険なので行きませんでしたが、レンタカーでの観光でしたら行ってみたいと思いました。総走行距離:233km、総上昇量:2524m
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