ブロンプトンのタイヤ交換はロードバイクのようにいかない。

ブロンプトン

2018年6月にブロンプトンP2Lを購入し、1年と3ヶ月で走行距離は2660kmに達し、後輪がだいぶ減って来たのでローテーションしてみましたが、これが結構大変な作業でした。

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タイヤ交換(パンク修理、ローテーション含む)は大変

結論から言うとブロンプトンのタイヤ交換(タイヤローテーション)は、ロードバイクのように簡単ではありません。ブロンプトン乗りの多くは、パンクしたらその場で治さず輪行で帰宅し、日を改めお店で修理してもらうそうですが、実際タイヤローテーションをやってみて、その方が堅実だと納得させられました。しかし輪行旅中にパンクのため途中で帰るのももったいないので、交換手順を覚えて損はないと思います。

ブロンプトンタイヤ交換に必要な物とは

タイヤ交換に必要な物とは、15mmスパナ2本と写真を撮ることです。
ブロンプトン「2速」のタイヤを外すには、15mmスパナ2本だけでOKです。15mmスパナは珍しいと思っていましたがネット通販はもちろん、最近は大型ホームセンターで見かける様になりました。

その15mmスパナでナットを外すのですが、タイヤの前後左右でナット内側に付いているパーツが異なるので、写真を撮っておくと、戻すときアレどの順番だっけ、なんて迷う事も防げるのでお勧めします。

フロントタイヤの外し方

フロントフォークに掛かっているフックを穴から外す。コツはナットを完全に取るのではなく、フックが外れるところまで緩めて外すこと。もしナットを完全に取ってしまうとタイヤ交換後にワッシャーの入れ忘れや、ワッシャー位置を間違えたりする事も考えられますが、ナットが付いたままなら間違えようがありません。

フロントタイヤ反対側は、フックと樹脂パーツを外します。こちらは一旦ナットとワッシャーを完全に外し樹脂パーツをフリーの状態にします。その後フックを穴から外してワッシャーとナットを戻して起きます。

リアタイヤの外し方

リアタイヤ反スプロケット側は、ナット緩めるだけでOKです。

1番大変なのは、どう見てもここですね。順番としては最初に写真右側のプーリーをチェーンから外します。※ナット下の樹脂パーツ内にテンションを掛ける為のバネが入っているので、しっかり抑えながらチェーンから外すことをお勧めします。チェーンから開放されたプーリーは、テンションの掛かったバネによりこの位置に移動します。次にナットとワッシャーを外し樹脂パーツ取ります。※ここのワッシャーは他とは大きさも形状も違いました。元は平面なワッシャーだったのかも知れませんが、私が外した時はオチョコ形状になっていました。締め込めばオチョコになる構造なので、これが正しいと思われます。

ワッシャーがオチョコになっているのが解ると思います、見えている方が外側になります。次にスプロケット部のナットを緩めます。これでタイヤが外れると思いましたが・・・まだでした。

タイヤの空気を抜く
これでタイヤを外せると思いましたが、ブロンプトンのブレーキは、ロードバイクのブレーキキャリパーと違いリリースのツマミが無く、タイヤに空気が入った状態だとブレーキシュー間よりタイヤ幅の方が太いため抜けないので空気を抜いて外します。

タイヤを車体に付ける時は台が必要

今回はローテーションをしましたが、タイヤ交換その物はロードバイクのタイヤ交換より遥かに簡単でした。タイヤを外す時は、タイヤが地面に着いていても出来ましたが、付ける時は車体を浮かさないと「正確に言うと付けづらい」付けらませんでした。なので有る物で適当に車体を浮かせ取り付け完了です。

空気を入れる

ブロンプトンのホイールはスポーク間が非常に狭く、通常の空気入れではヘッドが入らず空気を入れられないので、私はこのポンプヘッドを使っています。このヘッドは小さいのでブロンプトンのスポーク間でも難なく入る上、米仏対応なのでブロンプトンに最適なんです。

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まとめ

無事ローテーションを終え、これでもう2000kmくらいは走れると思いますが、サイクリング中にこれだけ手間の掛かる作業はしたく無いと、つくづく思い知らされました。ブロンプトン乗りの多くが輪行で帰る訳が解りました。

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