大変お恥ずかしい事ですが、私はロードバイク歴13年にもかかわらず、今までロードバイク整備にトルクレンチなど使用していませんでした、理由は簡単でただ高額だからですが、今回sugino SHCチェーンリングの導入に伴い規定トルクで締めたいと遂に東日トルクレンチを購入しました。
大切なロードバイクを守るためのトルクレンチとは
ロードバイクの組込やメンテナンスにはトルクレンチが用いられますが、自分でメンテナンスしない限り縁の無い工具だし、強めに締めておけば大丈夫だろうと、以前は余り気にせずラチェットレンチで適当に締めてましたが、今年に入りseven bikeのハンドルとステムを新規交換する時、トムソンステムは、フェイスプレートが割れる、ハンドルが回転するなどの悪評があり、もしそんな状況になったら想像するだけでも怖くなりますね。しかしそれはシビアなトルク設定を満たしていない可能性も歪めないと思った事から、トルクレンチに興味をもちsugino SHCチェーンリングへの交換のため遂にTOHNICHI(トーニチ) QL-MH型トルクレンチ QL10N-MH購入しました。
意外と知らない、そもそもトルクレンチは測定器だということ
意外と知らない、そもそもトルクレンチは測定器だということ。一般的にトルクレンチが使われる場所と言えば車のホイール(タイヤ交換)ですが、アレよ〜く見てるとネジを締める時、最初はトルクレンチ使いませんよね、電動で締めた後トルクレンチで増し締めするイメージですが、決して締めるのが面倒くさい訳ではなく正しいやり方で、最後に規定トルク値まで締め測定する物だからなんです。それとネジを緩める時にトルクレンチを使うのも、あまり好ましく無いようで、緩める時にはラチェットレンチなどを使用する事が大切です。
因みにトムソン ELITE X2 ステムの締め付けトルクは、ハンドル側が5.1Nm、コラム側が5.5Nmと0.1Nm単位で指定さ、現在規定トルクで締めいるので問題は起きていません。
ロードバイクに必要なトルクレンチとは
名称 | 部位 | 締付トルク(N・m) |
STI | シフター | 6~8Nm |
ブレーキ | 本体取り付け | 8~10Nm |
ワイヤー | 6~8Nm | |
シューホルダー | 5~7Nm | |
シューカートリッジ | 1~1.5Nm | |
ボトムブラケット | ホローテックⅡ | 35~50Nm |
クランク | クランクボルト | 12~14Nm |
チェーンリングボルト | 6~Nm | |
キャップ | 0.7~1.5Nm | |
Fディレイラー | 本体 | 5~7Nm |
インナーケーブル | 6~7Nm | |
Rディレイラー |
本体 (ブラケット軸) | 8~10Nm |
インナーケーブル | 6~7Nm | |
カセットスプロケット | ロックリング | 30~50Nm |
プーリー軸 | 2.5~5Nm | |
ペダル | 35〜50Nm | |
クリート | 5~6Nm | |
ヘッドキャップ | アンカーボルト | 1~2Nm(max5Nm) |
サドル |
シートポストクランプ | 3~10Nm |
サドルレール | 20~30Nm |
ロードバイクのトルク管理は、上の表からも大体5~10Nmの間になります。それより低いのはクランクキャップが1Nm、アンカーボルトが1~2Nm(max5Nm)で,10Nmを超えるのはクランクボルトの12~14Nmと、それ以外は、特殊工具を用いるボトムブラケットやカセットスプロケット、ペダルなどになりますから下のような工具が必要です。以上の事から私は制度の高い東日製作所製に決定。本当はQL15N-MHの方が良さそうでしたが、大人の事情でTOHNICHI(トーニチ) QL-MH型トルクレンチ QL10N-MHを選びました。
大事な事が1つトルクレンチの保管時についてですが、使わない時はトルク値を最低に設定しておいた方が良いみたいです。
ロードバイクに適したラチェットレンチ
意外と知らない、そもそもトルクレンチは測定器だということで、書いたようにトルクレンチは、所定トルクでねじを締め付けるためのレンチ、締め付けられたトルクを測定するためのレンチであり、緩めるための物では無いのでラチェットレンチを購入しました。購入したラチェットレンチは、TOHNICHI(トーニチ) QL-MH型トルクレンチ QL10N-MHのソケットが 6.3sq(1/4インチ)なので、それに合うこちらWaspt ソケットレンチセット 46点工具セットを購入。
これ何と46pcsも入って2099円でした。しかも安かろう悪かろうなんて事はなく、今回の使用に限っての事ですが、ちゃんと普通に使えました。なんか久々に良い物を買った気がして嬉しかった〜。
まとめ
今回購入したトルクレンチですが、2Nm~10Nmとかなりピンポイントに絞った物となり、今後どうなるかわかりませんが、大方これでカバー出来ると思いますので暫くは、これで行きたいと思います。
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