2020東京オリンピック・ロードレース 激坂三国峠に行ってきた。

ロードバイク

2020年7月25日(土)に開催される、東京オリンピック男子自転車競技ロードレースは、
距離:約234km、獲得標高:約4865mと尋常ではないハードなコース、中でも後半200km地点である三国峠(明神峠18%)がレースの勝因を決めるかも。

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三国峠(明神峠)について

三国峠・明神峠は、静岡県駿東郡小山町→神奈川県足柄上郡→山梨県南都留郡へと抜ける3つ県を跨ぐ県道147号線です。
小山町側 スタート地点から三国峠まで全長6.6km、最大高低差:706m、平均勾配:11.8%、最大勾配:18%、総合難易度:最上級コース。

実はこの峠私にとっては因縁の峠なんです。
思い起こせは今から10年前、まだまだヒルクライムに燃えてた頃、友人と初めて行ったとき、ちょうど激坂を登っていたら携帯に電話が掛かってきて、やも得ず電話に出るための足つき、そこから再チャレンジが始まりました。
再チャエンジ2回目は翌年あっさり完走。
そして3回目は、だいぶ時が経ちヒルクライムレースにも出場しなくなり、鈍った足で登るも足攣りでリタイア、4回目は雷が怖くてやも得ずUターンと負け越しです。
初めての時は、電話さえなければ登れたと思いますが、まともに登れたのは1回だけなんです。
そんな因縁の坂ですが、2020東京オリンピックロードレースのコースに選ばれ、改めて写真を撮るため足攣り対策をして行って来ました。

山梨県境まで6.6kmの地点から始まる12%超えの坂

山梨県境まで6.6kmの地点から間もなくすると、木々に陽射しを断ち切られ少し荒れた路面が現れ12%~14%の坂とカーブが続き序盤からかなりの急勾配で、初めての人はここで心折られますが、全長6.6kmの激坂はまだまだ続きます。

県境まで5.0km辺りでも10%超え

序盤の1.5kmは勾配12%から14%が続き、県境まで5.0kmの地点なると10%から12%の坂になり少しだけ緩くなりますが途切れなく続く坂で、乳酸が溜まり始め時速は10キロを下回ります。しかし問題はこの後県境まで4.0kmから3.0kmの区間が最大の難所。

県境まで4.0kmから3.0kmまで最大の難所

県境まで4.0kmの標識を超え、気が付くとやたらキツク感じ、シッティングで登れず、たまらずダンシングに切り替えるもガーミンを見ると勾配は14%を示していた。
14%ならシッティングで登れるはずだが登れないキツさ、感覚的には17%くらいはあると、もう一度ガーミンを見たら18%と出ていた、やっぱりな~と思いながら必死に登ります。

必死に登り切り振り返った所にある標識は、やはり18%となっていて、自分の身体勾配計に狂いが無いことが確認出来て良かったと思える瞬間だった。
そもそも急勾配の標識は、下り側有る物(大半が)なので登っている時に見る事は出来ない。
これが見れた方が良いのか良くないのかは個人による物ですが、私は見えた方が頑張れるタイプなので登り側にも在るとありがたい。

そして相も変わらず続く12%から14%の坂を進むと、突如現れるスリップ止めの道。
ここの坂こそ三国峠(正確には明神峠)最大の難所18%の壁です。

正確な距離は分かりませんが大よそ300mくらい18%の坂が続きます。
これまでの3kmで12%から18%の坂登り、乳酸が溜まりきった足でラスボスとも言える18%の激坂は我慢のしどころ、ここを一気に登れれば80%クリアしたと思っても良いくらいです。
私はオールダンシングで無事クリア出来ました。

上から見下ろすとこんな感じです。

18%の激坂をクリアして明神峠へ到着も油断は禁物

激坂をクリアすると右前方に富士急行の明神峠バス停が見えて来ます。
しかし写真を見えても解る様にまだ安心は出来ません、この先道が見えなくなる所まで16%の坂が続き、シッティングで蛇行寸前の時速6キロ台で登り切りました。

県境まで1.6kmに来れば完走したも同然

明神峠バス停の坂を登り切ると県境まで残すところ1.6km。
ここまで来れば、勾配も緩くなり7%から10%と行った所、さっきまでの激坂に比べれば脚にも精神的にも楽になり会話が出来るレベルで走れます。
実は明神峠でバス停の写真を撮り再スタートしたら一人ロードバイクで上がってくる人がいて、自分より少し早そうだったので、先行って下さいと声を掛けたら、もう心折れそうで無理ですと言う返事があり、ピークの三国峠まで会話しながら登り切ました。
このお方は、川崎から来たらしく走行距離は240kmに達するとの事で、のちに帰りの同志道青山交差点まで同行する事となりました。

三国峠 標高1168m

三国峠のピークは特別何か在るわけではないので写真を撮ってスルーしました。

山中湖パノラマ台は生憎の曇り空

本来なら下の写真の様に綺麗な富士山が見られるのですが、この日は生憎の曇り空で富士山は全く見えませんでした。

まとめ

今回は八王子からのアプローチで全走行距離は156km、また三国峠までのアプローチは、80km弱なので、なんとか走り切れましたが、東京オリンピックのコースを完全トレースする場合200kmを走った後にこの峠が在ると思うだけで無理です。
世界中のアスリートが走る訳で、般人が走り切れてしまうコースなんて設定しませんから当然なんですがね。

走行距離:156km 獲得標高2.100m

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