ロードバイクのメンテナスやパーツ交換に必要不可欠なトルクレンチ。しかしトルクレンチは測定器に分類される為有名メーカー品はかなり高価、そこで今回は校正証明書と交換返金保障、更に1年保障が付く「Samuriding トルクレンチ」を購入したのでレビュー致します。
コスパ最強 Samuriding トルクレンチを徹底レビュー
ロードバイクのトルク管理にオススメのコンパクト、軽量な取り回しの良いトルクレンチです。トルク対応値は2N・m~24N・mと、BBやスプロケットなど特殊工具を使用する所以外がカバー、また細か仕様は下記仕様内容に記載していますが、六角は3㎜ 4㎜ 5㎜ 6㎜ 8㎜ 10㎜、トルクすはT20 T25 T30と必要十分な装備です。
仕様詳細】
型番・商品名:SIG-T103 トルクレンチ
トルク対応値:2N・m~24N・m
本体サイズ:22cm/本体重量:約0.7㎏(付属品・ケース含)
材質:スチール、アルミニウム合金、亜鉛メッキ加工銅(本体)、クロムバナジウム鋼(ソケット)
付属品:ヘックス(六角):3㎜ 4㎜ 5㎜ 6㎜ 8㎜ 10㎜
トルクス:T20 T25 T30
クステンションバー
トルク初期設定値:2N・m/
差込角:6.35㎜/誤差:±4%
外観デザインからも解る品質の良さとコスパ
ピカピカにメッキ処理されたスチール製ボディーに綺麗なレーザー刻印されたトルク調整メモリー、そしてこれまたピカピカなアルミニウム合金のロックリング。そして手元のグリップは滑り止め対策としてローレット加工が施され表面処理までされ、防錆対策にも抜かりのない出来です。私は長い事金型関係に仕事をしており、これだけの物を製造する設備費がどれだけ必要なのか解っているだけにいくらMADE IN TAIWANとは言え物凄いコスパだと思います。日本ではこれだけの物を4000円以下作るのは絶対無理ですね。
ロックリングで楽々設定変更が出来てしまう優れ物
使用についても良く出来ているなと感心されられたのがロックリング方式。使用方法はロックリング「グリップ上のメッキされたリング」を指でクリップ側へ下げロック解除、次に0.2飛びの目盛りが刻んで有るブラックリングを回転させ、トルク値を設定変更しロックリングを引き上げるとロック。たったこれだけで使用できる優れ物です。以前使用していた東日のトルクレンチは、設定変更で一々ドライバーを使用するので、ロードバイクの様に多様なサイズを使う作業では効率が悪くストレスを感じてましたが、「Samuriding トルクレンチ」はそんなストレス無く使えます。
校正証明書、返品返金保証書付きなのが嬉しい
トルクレンチ記載のSerial No付き校正証明書が同封されている。
これ重要ですね、何故ならトルクレンチはネジを締める物では無く、トルクを測定する物で測定器具に属します。ですから校正証明書が無ければ意味の無い物と成ってします。精度としても最大で±0.2なのでまずまずだと思います。
取扱い説明書付き
日本製品であれば、当たり前の様に付いてくる取説ですが、海外製品は取説が無いなんて事もよくある話で、物によっては部品が揃っているか確認すら出来ないなんて物も有るくらいですが、こちらの製品は日本語と絵で解りやすく書かれています。
返品返金保障付き
同封されているお店からお礼メモと、作業用にと軍手が入れられている袋に製品保障登録はこちらと3つ並んだQRコードのSamuriding から登録すると1年間の保障が受けられます。4000円以下の製品でも壊れませんと言う自信が有るからこそ付けられる保障なんでしょうね。
逆さにしても落ちないのが、かゆい所に手が届く優しさ
「逆さにしても落ちてこない構造」個人的は非常に嬉しい構造です。この手の物は蓋を開けたらバラバラ、時には逆から開けてしまいバラバラなんて状況に成ってしまうのは私だけでしょうか?いいえそんな事は無いはず、きっと私と同じ経験をしている人も居ると信じたい。と言う事で何故落ちないかは下記の通り。
ケース・付属品
化粧をされたケースは幅26cm奥行き9cm高さ6.5cmで、蓋を開けるとグレーのスポンジが挟まっていて工具が保護されています。ただここまで良い事だらけだったのに、ケースの中開閉フック周りの処理が雑、これは少し残念ですね。まぁ4000円もしないので壊れなければ良しとしましょう。
まとめ ステム交換で使用した結果は
今回ロードバイクのステム交換で使用しましたが、とにかくトルク値変更楽で作業がはかどります。またピカピカなのが嬉しくて取扱いも丁寧になるし長く使えそう。ただトルク値に達した時の手に伝わるコクッとなる感触が、東日のトルクレンチと比較すると乏しい気もしますが、これは慣れの問題でしょう。とにかく買って損の無いおすすめ商品です。
コメント