東京の激坂峠と言えば和田峠ですね。そんな和田峠は東京の隅っこ八王子に在り、しかも私の家は和田峠へ向かう陣馬街道沿いのため、これまで200回以上登っていますが、60歳を迎えた機に28Tを導入したので試してみました。
和田峠とは
RIDE with gpsによると、和田峠(八王子側)は陣馬高原下バス停の向かいに在る休憩所から峠まで、3.5 km +361 m / -11 m平均勾配10.4%となかなかの勾配ですが、私の場合アプローチが非常に良く、多い月には6回、中には日に3回も登った事もあり慣れ浸しんだ峠なので、登る事自体はタイムさえ気にしなければ、至って普通に登れるのですが、やっぱり少しでも楽に登りたいと思う気持ちが有り、2019年12月にsugino CYCLOID SHC(CY4-SHC)と言う名の32T楕円チェーンリングを導入し、クランクの上下死点通過が32Tとなりスッと抜ける為、これまでより明らかに楽になりました。しかし人間の慣れと言う物は恐ろしく、慣れてしまうともっと楽に登りたいと思うようになるのですよ。そこで60歳になったからと言う大義名分を作り、これまで自分にとって禁断の28Tとしたいたギアを導入したので試す事にしました。
スタートはここから
陣馬高原下バス亭前から看板の方へゆっくりスタートします。序盤右手には民家、左手には川が流れ静かな道ですが、ハイカーが多く時折道路いっぱいに広がって歩いているので、通りま~すと声掛けしながら走ります。
スタートのバス停から300m程走り民家を過ぎるとゲートが見えて来ます。ここまでの勾配は5%前後と比較的緩やかです。ゲートを過ぎてから1km先の新ハイキングコース分岐までは、10%前後の勾配や、ほぼほぼ平坦な道など変化の多い道です。
ここでのポイントは、この先に待ち構える激坂区間を超える為平坦路で呼吸を整える事でしょうか。
新ハイキングコース分岐から先の激坂区間を乗り切れ
新ハイキングコース分岐を過ぎると、勾配はすぐさま10%を軽々超え14%まで上がり、写真の所では緩い様に見えますが16%17%ほどになります。また先に見えるコーナーを曲がっても16%は続き序盤の第一関門と言ったところ。
写真の所は、いつもならダンシングで行くところですが、楕円チェーンリング+28T効果を発揮し、シッティングでクリア。コーナーから先はあえてダンシングにしたところ、28T効果なのか楕円チェーンリングの下死点で抜ける感覚を覚え、いつもより楽なのにケイデンスもスピードもUPしてました。
インコーナーは20%にもなるけど、あえてインコーナーを走る
16%,17%の坂を超えてもまだ急勾配は続きます。この左コーナーIN側は和田峠最大勾配20%です。とは言っても瞬間最大勾配なので、ここは敢えてIN側を攻め早めにクリアする作戦の方が体力の消耗を防げます。
もう一つの難所は短い橋
バス停から2.4km地点に小さな小さな橋があります。ここの数十メートル手前もそこそこキツく13%前後ですが、この橋が第2関門と言ったところで17%程になります。脚は乳酸が溜り序盤の様な走りは出来なくなりダンシングで乗り切りましたが、後から思うとここでも28T効果が炸裂しサイコンとみらめっこしながら走る余裕がありました。
U字コーナーまで来ればもう大丈夫
このカーブミラーの有るU字コーナーまでは約3km、残り500mは10%~12%なのでもうクリアしたも同然。和田峠唯一の景色を眺めながら峠を目指します。
今日は花粉が多いのか、あまり遠くまで見えません。真冬ならもっと良く見えるのに残念です。
ラストコーナーを曲がり切った直線の先はもう峠
消火用水タンクの有る左コーナーを曲がればもう峠はすぐそこ。ここもINコーナーを駆け上がります。
INコーナーを曲がるとほぼ直線になります。勾配は10~13%と言ったところなので最後の頑張りどころですが、ここでも28T効果を感じながら走り切りました。
まとめ
60歳を機に、楕円チェーン+28T仕様にしてみましたが、和田峠ではまだ余力を残す走りが出来、大変満足な結果となりました。また先日行ったきのこセンターでも余力は残ってましたので、本当に効果は絶大です。今後はもう少しトレーニングを積み、まだ全盛期だった頃34x23Tで叩きのめされたアザミラインに挑戦したいと思います。
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