まるでランニングシューズのようなシマノXC3(SH-XC300)SPDシューズレビュー

ロードバイクグッズレビュー

先日導入したシマノの「クロスカントリーシリーズ」XC3(SH-XC300)SPDシューズが、ロードバイクの輪行旅に向いているのか確認するため、平地や峠を走ったり駅構内での移動を想定した歩行をして検証してみたのでレビューしたいと思います。

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まるでランニングシューズのようなSPDシューズ

xc3spdシューズ

結論から言うとロードバイク輪行旅にピッタリなシューズだった。
XC3(SH-XC300)SPDシューズで試走するため、これまで履いていたSIDIのSPDシューズに付けていたLOOKのSPDクリートを外し付け替えた。そしてシューズを履き玄関から一歩踏み出した瞬間、何この感覚、まるで普通の靴じゃんと思えた。これまでビンディングシューズは、歩き辛くて当たり前と思っていたから衝撃を受けた。そしてロードバイクに跨り峠へ向かい様々なシチュエーションで試した答えが、まるでランニングシューズのようなSPDシューズでした。

玄関を一歩踏み出した瞬間に解る歩行性能の良さ

xc3spd

オフセンターフラップに配置された、たった一つのBOAダイヤルをジジジと締め上げると、足全体が優しく包まれる感覚を覚えた。そして玄関から一歩踏み出した瞬間、何この接地感、まるで普通の靴じゃんと思えるほど自然な一歩を踏み出せた。これにはLOOKのクリートを付けているため、クリートが地面に接触しない事も手伝っているが、最高の一歩を踏み出せたのは間違いない。因みにソール剛性は5とシマノシューズではかなり低く、この辺りも歩き易さに貢献していると思うが、この歩き易さがこれから向かう峠では、どんな影響を与えるのか意識して走る事にした。

峠へ向かう平地区間は快適そのもの

峠へ向かう平地区間は、シューズのフィット感に意識を集中すると、やはり足全体を優しく包む感覚が強い。逆に言えば優しく包まれているので、少し物足りないとも思えるが、決して足がシューズ中で遊ぶ様な事も無く好印象。

因みにシューズのサイズは40(25.2cm)ですが、私の足の実測値は24.6cmと小さめ、そのためか踵のホールド性がやや劣るとも感じたが、浮く様な事も全く無かった。そして信号待ちで足を着いた時に感じたのが、アウトソールから伝わるソフトな接地感とグリップ性能の良さだった。

またソール剛性5は平地でどんな影響を与えるのか確認してみた。結論から言うと平地では回転重視なので全く問題無いと言える。むしろ足裏に伝わるソフトな感覚が疲労を軽減しロングライドでは、いい結果をもたらすと思えた。

ソール剛性5は峠でも行けのか

xc3spd

峠へ入りペダルに負荷を掛け足裏に神経を集中させ、序盤10%前後の坂を登るとソール剛性5でも十分な気する。正直10%前後ではソールのたわみは感じ取れなかった。そこで今度はあえて20%ほどあるINコーナーをシッティングでゆっくり登ってみたところ、初めてソールのたわみが感じ取れた。

このたわみがどんな影響を与えたかと言うと、ゴム板の様なソールがたわみ力が逃げて行くイメージで、やっぱり力が抜けてしまうと思った。

それでも更に足裏に神経を集中させていると、たわんだソールが戻る事によりワンテンポ遅れで踏み込んだ力が、100%ではないがペダルに伝わって行く事が感じ取れた。

要するに10%前後の坂ならソール剛性5でも十分だが、20%を超える様な坂では力が逃げてしまうと事にになるが、ロードバイク旅には然程影響しないと言う事になる。

ラバーアウトソールは、歩行時にしっかりグリップする

xc3spd

今回写真を撮る時、輪行時の駅構内を想定し無駄に歩いてみたところ、路面のグリップが良くコンタクトもソフトで快適その物、タイル張りの滑りそうな通路でも気を遣う事なく歩ける。またスタックハイトの低いミッドソールは、MTB用シューズでありながらロードバイクに使用しても全く違和感を感じさせない。

まとめ

XC3(SH-XC300)SPDシューズは、ロードバイク輪行旅用として文句の無いシューズだと思います。なんと言っても玄関を出る時から快適その物である事。また平地では高負荷を掛ける走りは想定していないため、ソール剛性5でも十分である事。峠でも10%前後なら力も逃げる事なく登れる事。ようするにロードバイク旅なら十分なスペックであると思う。またパーフォレーションを施したコンポジットアッパーが、抜群の フィット感を通気性を発揮し、長時間の輪行サイクリングに持って来いのシューズだと思いました。

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